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期待or絶望!?ビットコインの今後 2022[4分で読む]

2021年11月ごろから低調なビットコイン。今後はどうなるのでしょうか。上がっていくか,それとも下がっていくか,意見ごとにみてみます。

ビットコインは「これから上がる」派!根拠。

BTCのホールド(保有)状況

下の図を見ると,ほとんどのホルダー(保有者)が,BTC(ビットコイン)を保有し続けていることが分かります。

ホドル(日本語:ガチホ)ウェーブ。

一番下の方にある赤いラインが,すぐに売る人たち。割合は0に近い状態。上に行くほど保有期間が長くなりますが,半年以上保有している人が大部分を占めています。

とくに2021年から2022年にかけてぐっと長期ホルダーが増えているので,価格は半値になっていますが,実は売り買いしている人はそれほど多くは無く,今後に期待して売らずにホールドしている人がほとんどだということです。

しだいに市況が落ち着いていくだろうという観測

米FOMCのインフレに対処するための政策金利の利上げに伴い,米国株を始めとする各国の株価も大きく下げに転じています。

最近の暗号資産・仮想通貨市場はマクロ経済とりわけナスダック指数と連動していると言われているので,低調な動きはしばらく続くものの,悲観することではないというのが多くの人の見方のようです。

悪材料を織り込んだのでこれから上がっていくという意見もちらほら出はじめていますが,youtubeでチャート分析をしている方は,29,000~30,000ドルくらいまでは一旦下げ,そこから上げに転じていくと考えている人が多いです。

GameFi,メタバース銘柄やNFT銘柄などトレンドの銘柄は戻りが早い

全体として下げ続けている暗号資産・仮想通貨市場ですが,今のトレンドの銘柄,とりわけGameFi関連銘柄,メタバース関連銘柄,NFT関連銘柄は買われています。

そういった銘柄は,株価・ビットコイン価格に連動して一度は大きく下げるものの戻す時の勢いがあります。ネットワーク関連のAAVEやterraも買われていますね。

ビットコイン1億円説も。法定通貨化も追い風か。

ファンドマネージャーのキャシー・ウッド氏

著名ファンドマネージャーのキャシー・ウッド氏が率いるファンド,アーク・インベストメント・マネジメントは,暗号資産・仮想通貨のグローバルな利用はまだ初期段階にあり,ビットコインの価格は2030年までに100万ドル(約1億1400万円)を超えると予測しています。

アナリストは,「ビットコインの時価総額はまだグローバルな資産のほんの一部に過ぎず、各国が(ビットコインを)法定通貨として採用するにつれて、その規模は拡大していくだろう」とも述べています。

なんとも大胆な予測ですが,このような見方を持っている人もいるという事を知っておくのも大切ですね。

大口も買いを継続している

米マイクロストラテジー社やエルサルバドルも,このビットコイン暴落の中で,ビットコインの買い増しを行っていることを発表しています。

マイクロストラテジー社は現在124,391BTCを所有。2020年の初回購入からこれまで,30,159ドルの平均取得価格で約4,300億円を投入。ビットコイン下落の影響を受け,所有するビットコインの含み益は約900億円に落ちています。

このような相場感の中で、最高財務責任者のLe氏は「我が社の戦略は,購入と保有で,これからも余剰のキャッシュフローと資金調達を利用し,より多くのビットコインを入手していく」とコメントしました。現在持っているビットコインを売却する計画はないということです。
Michael Saylor CEOもブルームバーグTV取材で「ビットコインは短期でも4年,中期では10年の期間を見て投資するものであり,最良なのは永続して持ち続けることだ」と意見を述べました。

なんともアメリカらしい強気の姿勢ですね!アマゾンの株価などを見ても,長期の目線で見ることは大切だと感じます。何千倍の世界ですから。

ビットコインは「これから下がる」派⤵根拠。

一旦下げという意見は多くあるものの,そう悲観の意見はそれほど多くは無いようです。

暗号資産・仮想通貨界の勢いが低下しているという見方

売買が少ないという事をビットコインのモメンタム(勢い)が低下していると見る人もいます。

2021年11月5日以降,ビットコインの月間アクティブアドレス数は1834万アドレスから1677万アドレスへと8.6%減少しました。

この暗号資産・仮想通貨界の盛り下がり感を悲観的に捉え,今後も下げがずっと続き20,000ドル割れもありえるという考えもあります。

ビットコインの本質的価値を考えると,今がピークであると見る人も

サセックス大学のファイナンス教授であるキャロル・アレクサンダーは,CNBCに対し,ビットコインは2022年に1万ドルまで下がるかもしれないと語りました。

アレクサンダー教授は,ビットコインには本質的な価値がなく,相場上昇のサイクルはすでにピークを迎えていると感じていると発言しました。

「ユニオンバンク」のトッド・ローエンステインも,金融緩和の状況が終わり,流動性の潮が引いていくことで,過大評価されている資産クラスや,暗号通貨を含む投機的な分野に不相応な損害を与えることが予想できるとしています。

まとめ

現在の価格下降を長期的な上昇トレンドにおける「健全な調整」であるという楽観的な見方を持つ人が多い。

長期のトレーダーは今の30,000~40,000ドル/BTCの上げ下げに左右されず,辛抱してホールドする局面でしょう。

底打ちし,上げトレンドに入ったのを確認してからさらに買いに入っても遅くはないかと思っています。

今買っておくなら,今後期待できる,GameFi関連・ネットワーク関連・メタバース関連・NFT関連の銘柄を物色しておくのも手かもしれません。

日々チャートを追っていると,冷静になれないことがあるので,そういう時に見直そうと書いた記事です。

参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただいて,ありがとうございました。

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